お知らせ

ー2600年前のサプリメントー

このお菓子は芦屋『上』で販売しております。

僕の感想としては、いつものように味より体に良いものを優先させているので、うちのお菓子としては久しぶりに美味しいお菓子じゃないかと思っていたのですが、スタッフに聞くとあまり売れないそうです。(涙)

見た目と味が一致してないのが原因かなと思っています。

なので、少し長くなりますが味の説明をさせて下さい。

菓銘である『静神丸』というのはお釈迦さんが食事が満足に摂れない修行中の弟子の為に『発芽はと麦』と『黒胡麻』と『蜂蜜』を練り合わせて作ったサプリメントのようなものです。

発芽はと麦を沸かして甜菜糖と白餡を入れ黒胡麻をペーストにして入れ火をあまり通さないように蜂蜜が入れた真っ黒な餡が入っています。

それだけだと2600年前から何も進歩していないので、あるお釈迦さんの逸話と現代のエネルギー代謝の相乗効果を狙ってグラスフェドの生クリームが黒胡麻餡の中に包まれています。

スジャーター話

この言葉は、ある商品名で有名ですのでご存知かと思いますが、お釈迦さんが6年間に及ぶ難行苦行の末に苦行のみだと悟りを得ることは出来ないと理解し衰弱していた時スジャーターという娘が乳粥を供養し、それを食したお釈迦さんが心身共に回復し、その後菩提樹の下で悟りを得られたとされています。

グラスフェットの生クリームが入っている理由は、そこにあります。

そして、お菓子に芥子の実がトッピングされている理由です。

これは何度か言っておりますが、うちのお菓子は『ハレのお菓子』でもなく『ケの日』のお菓子でもなく、調子が悪い時や哀しい時に食べたくなるような『ケガレの日』のお菓子を作りたいと思っております。

キサーゴータミーの話

キサーゴータミーという女性が妊娠中に夫を亡くして哀しみに暮れている中、更に生まれてきた子供も幼くして亡くなってしまい。

哀しみに打ちひしがれて

どうして私だけがこんな目に合うのかと、現実を受け入れられず村中を幼子の躯を抱きながら……

「どうかこの子を生き返らせる薬を下さい」と。

見かねた村人の一人が

「私はあなたの望む薬は持っていないけど、きっとお釈迦さんならあなたに薬を与えてくれる」と言われました。

そして彼女はお釈迦さんに「この子を生き返らせる薬をください」と訴えました。

お釈迦さんは「わかりました。その薬を作るには芥子の実が必要です」と言いました。

更に付け加えてお釈迦さんは言いました。「ただし、その芥子の実は今まで死者が出たことのない家からもらってくる必要があります」と。

彼女は何軒も何軒も回りましたが、そんな家死者が出ていない家など一軒もありません。

「死は誰にでもやってくる。自分だけが特別不幸に見舞われたわけじゃない。誰もがそのような苦しみを背負っていたんだ……」

そして、彼女は抱いていた子供の躯を弔い、自分自身の人生を再び歩み始めました。

と言うことを思い出す為に

和三盆をブリュレして芥子の実を付けてみました。

グラスフェットの生クリーム

黒胡麻、蜂蜜、はと麦の餡

求肥と芥子の実の香ばしさの三重構造になっております。

    ー 良薬口に甘し ー

           芦屋 『上』

新町店

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