消えゆく形
これから柏餅を食べる機会が増えると思いますが食べる前に、ちょっと柏葉に包まれた柏餅の形を見て下さい。
多分、近所の小さな和菓子屋さんで買った柏餅は画像のような『編笠』という兜のような形をしていると思います。
それ以外の所で買うと平たい丸い形をしています。
この編笠という包み方は手で包む場合は一番早く効率よく包むことが出来ます。
ところが、この包み方は簡単そうに見えて意外と難しく慣れないと団子生地が手にひっついたり、餡が透けたりはみ出したりするのですが、それは数稽古と言いますか、量をこなしていたら、いつの間にか出来るようになるものなんです。
この『いつな間にか』がいつ来るのかは分かりません。
それに柏餅を作る時期というのはほんの少しの間ですので、また1年後ということになり中々綺麗に素早く包めるのには時間がかかると思います。(人によっては直ぐに出来る人も居るとは思いますが)
こんな風に手で編笠に包むというのは個人でやっている小さなお店だけしか出来ませんが、そんな町の小さな和菓子屋さんは少なくなりつつあります。
でも最近では若い人や女性の和菓子職人さんも増えてきていますが、綺麗な練り切りや設備投資の要らないおはぎなどの単品でお店をやっている人が大半なので編笠を包める人が少なくなるのは確実です。
そんな編笠を包むだけではありませんが岸和田本店ではお菓子作りを手伝って頂く方を募集しております。
うちのお菓子の作り方は、随分邪道な作り方だと思いますので正統派なお菓子作りを勉強したい方には向いてないと思います。
朝が早かったりするので(7時くらいですが)岸和田の近隣の方が良いと思いますがご興味ありましたらお電話下さい。
岸和田本店 072-422-6601
新町店 06-6536-0805